フッ素はフッ化物と呼ばれる化合物として存在しており、実はさまざまな食品に含まれていて、日常生活の中で自然に摂取している物質です。
虫歯予防に欠かせないだけでなく、丈夫な歯や骨を作るために大切な役割を果たしています。
◆フッ素のはたらき
①エナメル質の修復を促進
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。
②歯の質を強化
歯の表面を補うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、虫歯への抵抗力を高めます。
③虫歯の原因菌の活動を抑制
虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。
しかし、毎日の食べ物や飲み物から摂取する量では、虫歯を予防するのに必要な量が不足しがちです。
歯科医院でのフッ素塗布には9000ppmという極めて高い濃度のフッ素ジェルが使われており、濃度が高いので虫歯予防の効果が期待できます。
ただフッ素を塗れば虫歯にならないというわけではありません。
普段の歯磨きが重要になってきます。
市販のフッ素入り歯磨き粉のフッ素濃度は1500ppm以下と決められていて、歯科医院でのフッ素塗布と比べると濃度は低いですが、毎日使うことで虫歯予防の効果を高めることができます。
フロスや歯間ブラシ、フッ素の洗口液なども使いながら、しっかりとセルフケアをしていきましょう。
特に小さいお子様にはしっかりと仕上げ磨きをしてあげてくださいね。
当院では、まだうがいが上手にできないお子様向けのフッ素入り歯磨き粉も販売しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
フッ素を取り入れながら虫歯になりにくい丈夫な歯を育てていきましょう!
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