『毎日歯磨きしているのになんで歯周病になるの?』と、
不思議に思っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本人に歯周病にかかっている方はとても多く、成人の8割の方は歯周病と言われています。
『歯周病になる原因』は4つあります。
①磨き残し
②噛み合わせが悪い
③歯並びが悪い
④タバコを吸っている
歯周病の原因①:みがき残し
毎日丁寧に磨いているつもりでも、歯ブラシだけで磨く方で6割、
フロスや歯間ブラシをプラスしている方で8割しか磨けていないといわれています。
セルフケアがしっかりできている方でも歯垢が残っているということになります。
その磨き残しはどこに行ってしまったんでしょうか。
歯周病菌は空気が嫌いなので、歯ブラシが届かない歯と歯茎の隙間に入り込み、増殖します。
お口の中に歯垢をきれいに落とすには毎日の歯磨きに加え、
定期的に歯科衛生士が行うプロのクリーニングが必要となります。
歯周病の原因②:噛み合わせが悪い
歯ぎしりや食いしばりなどで、一部の歯に大きな負担がかかっていることがあり、ストレスが要因とされています。
ストレス社会なので、なくすというのはなかなか難しいですが、
あまり考え込まずにリラックスを心がけて生活するのが良いでしょう。
歯周病の原因③:歯並びが悪い
歯並びが悪く歯が重なっている部分が多ければ、食べ物が挟まりやすい、歯磨きがしにくいという問題があります。
歯並びは歯列矯正の治療を受けていただくと改善します。
歯周病の原因④:タバコを吸っている
タバコに含まれている有害物質が血管を収縮させて血液の流れを悪くします。
歯茎や歯に栄養が行き渡らなくなり、
歯周病菌に対する抵抗力が低下します。
あとヤニがついたざらざらした歯垢がつきやすくなります。
【まとめ】
歯周病治療は毎日の歯磨き(セルフケア)と歯科医院でのクリーニング(定期検診)でかなり軽減させることができます。
しかし重度の歯周病で歯がグラグラしている状態になると、歯のクリーニングだけでは症状を改善させることが難しくなります。
そのため歯周病がひどくなる前の定期検診をお勧めします。
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