福岡市東区千早・香椎地域の歯医者「ながの歯科」のブログ詳細ページです。

こんにちは。

香椎ながの歯科です。

 

今回はホワイトニングについてお話させていただきます。

 

 

ホワイトニングって聞いたことはあるけれど実際にはどのようなものかわからない。

 

若い女性がやるものというイメージを持たれている方も多いかもしれません。

 

 

しかし実際は中高年の方、特に男性も多くの方がホワイトニングにチャレンジされています。

 

 

 

今回はそんなホワイトニングのメカニズム、種類と特徴、注意点に分けてお話させていただきます。

 

 

ホワイトニングのメカニズム

ホワイトニングで歯が白くなる原理としては大きく２つあります。

１つ目はホワイトニング剤に含まれる過酸化水素や過酸化尿素が歯の内部の着色物質を分解することで「歯自体を白くする」作用です。（浸透漂白作用）

 

 

２つ目はホワイトニング剤が歯質の微細構造を変化させてエナメル質表層での光の散乱性を増加させることと、エナメル質・象牙質における光の屈折率の変化により光の散乱性が変化することで「歯を白く見せる」作用です。（表層マスキング作用）

 

これら2つの作用により歯を白くすることができます。

 

ホワイトニングの種類と特徴

ホワイトニングには

・歯科医院で行うオフィスホワイトニング

・自宅で行うホームホワイトニング

・上記二つを行うデュアルホワイトニング

があります。

オフィスホワイトニング

歯科医院にて行うホワイトニングです。

ホワイトニング剤として主に35%過酸化水素水を用います。

オフィスホワイトニングは施術した直後に歯の白さを実感しやすいですが、一般的には後戻りしやすいといわれています。

 

 

 

ホームホワイトニング

自宅で行うホワイトニングです。

専用のマウスピースに自分で薬剤を注入して行います。

ホワイトニング剤として主に10％過酸化尿素を用います。

歯の白くなる速度は緩やかですが継続することで希望の白さまで近づけることができます。

薬剤がなくなった場合は追加で薬剤を購入することで好きなタイミングでホワイトニングできます。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う方法です。

短期間で歯を白くすることができ、効果も長持ちしやすいのが特徴です。

注意点

飲食の制限

ホワイトニング中はコーヒー, ワイン, カレーなど色の濃い飲食物で着色しやすくなります。

また炭酸水や酢などの酸性の飲食物でも脱灰しやすくなっています。

これらの飲食物はホワイトニング中は避けたほうが良いです。

 

知覚過敏

ホワイトニングを行った歯によく起こる副作用として知覚過敏があります。

冷たいものや熱いもので歯がしみるといった症状です。

これはホワイトニングによって歯が溶けて起こるといったことではなく、象牙細管という歯の内側の組織の中で浸透圧の変化が起こり、細胞内液の移動が神経伝達によって痛みとして脳に送られることで知覚過敏症状を生じると考えられています。

通常24時間以内に消失しますが、しみる症状の軽減にはシュミテクトなどの知覚過敏用の歯磨き粉も有効です。

 

色の後戻り

ホワイトニング後は徐々に色が後戻りしていきます。

タッチアップと言って1－2週間ホームホワイトニングを行うことで元の白さを取り戻すことができます。

 

ホワイトニングができない方

小児や妊婦、授乳中の方については安全性が確立していないためホワイトニングを行なっておりません。

また、つめものやかぶせ物は白くならないため注意が必要です。

ホワイトニング前に虫歯の治療も必要です。

以上簡単にですがホワイトニングについて説明させていただきました。

いかがでしたでしょうか。

 

もしもっと詳しく知りたい方や疑問などがあればはお気軽にお尋ねください。